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Journal clubはじめました

皆様こんにちは。日本獣医輸血研究会のblogとして、輸血に関する論文紹介(Journal club)をはじめました。研究会としてガイドライン化できていない部分も沢山ありますので、担当者の主観も交えた内容でお送り致します。お時間のある時に、一緒に輸血の勉強をしていきましょう!

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赤血球濃厚液を作製後、直ちに使用しない場合は冷蔵庫に保管します。その冷蔵庫はできれば血液製剤専用のものであることが望ましく、温度管理を厳密にするためにはなるべく限られたスタッフのみがドアの開閉を最小限で行って血液製剤の管理を担うべきとされています。今回紹介する論文は、そのような赤血球濃厚液の保存方法の細かいところに着目した研究です。 日頃、当院では赤血球濃厚液が入った血液バッグを水平に寝かせて置き

皆様、犬のDEA1の陽性率の犬種による違いはご存じでしょうか?実は犬の血液型は犬種ごとで陽性率に違いがあることがわかっていて、今回ご紹介する論文はカリフォルニア州における犬の血液型の陽性率に関する論文です。 輸血時においてクロスマッチ同様、血液型も適合させることが重要であるため、どのような犬種でDEA1陰性が多いのか、などを知っておくことで迅速で安全な輸血治療を行うことができます。また、この著者が

クロスマッチ検査には血漿あるいは血清が必要です。皆さまは血漿と血清、どちらをお使いでしょうか?まず、動物病院での院内検査としてはヘパリンで抗凝固処理した血漿を用いる場面が多いですが、ヘパリンは血小板凝集を防ぐことが出来ないので、遠心沈査の血球側をクロスマッチに使用することはできません。その点、EDTAで抗凝固処理した血液であれば、血球、血漿いずれも検査に使用できるので、特に貧血動物からの採血量も少

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