Journal clubはじめました

皆様こんにちは。日本獣医輸血研究会のblogとして、輸血に関する論文紹介(Journal club)をはじめました。研究会としてガイドライン化できていない部分も沢山ありますので、担当者の主観も交えた内容でお送り致します。お時間のある時に、一緒に輸血の勉強をしていきましょう!

85回の閲覧0件のコメント

最新記事

すべて表示

貯血式による自己血輸血

昨年末、こちらの記事で、回収式による自己血輸血に関する文献の紹介をさせて頂きました。回収式自己血輸血は、回収時に混入した細菌、肺塞栓の原因となり得る脂肪球、あるいは腎機能障害を引き起こす遊離ヘモグロビンなどのデメリットが懸念される為、適応には慎重な判断が求められます。また、本来、回収式の自己血輸血は腫瘍播種リスクが懸念される為、腫瘍性疾患の場合には適応し難いものです。 一方、その他の自己血輸血の選

心不全と輸血のリスク

輸血関連循環過負荷 (Transfusion associated circulatory overload: TACO)は、特に患者の心、腎、肺機能が低下している場合、輸血による過剰な容量負荷が心原性肺水腫を起こし、呼吸困難をきたす病態とされています。犬や猫の高齢化に伴い、弁膜症や肥大型心筋症の罹患率が増加している現在、TACOは致死的な輸血副作用の中でも遭遇頻度が高く、警戒すべき病態と個人的に