JSVTM NEWS

JSVTM認定輸血コーディネーター制度設立のお知らせ

2021/04/27

当研究会は10年前より輸血に関する様々な講演活動や出版物などを介し、獣医療における安全な輸血医療の普及に努めて参りました。この普及活動をさらに進めるためには、動物の輸血医療に携わる施設および獣医療関係者の質的担保が必要と考えております。そこで、動物診療施設における安全な輸血の実施と輸血に関する院内教育において指導的な役割を担うことのできる人材の育成を目的として、独自の認定制度を構想して参りました。これを受け、昨年度より新設した認定委員会において検討を重ね、認定制度の骨子となる『JSVTM認定輸血コーディネーター規定』を策定致しました。本規定は2021年3月に行われた当研究会の全体会議において承認されております。

現在準備段階ではありますが、当研究会が主催する学術講習会の必要講座をすべて受講した獣医師あるいは動物看護師を対象に、2022年5月を目処として認定試験を実施する予定になっております。本制度の設立により、日本における獣医臨床現場での動物輸血技術の向上・発展に更なる貢献ができるものと確信しております。今後も会員の皆様方のご理解とご協力をお願い申し上げます。

日本獣医輸血研究会

会長 内田恵子

第4回学術講習会開催のお知らせ

2021/05/16

第4回学術講習会を以下のようにオンライン開催致します。皆様ふるってのご参加をお待ちしております。詳細はこちらをご参照下さい。

【スケジュール】
事前登録開始   5/7(金)〜5/20(木)
配信期間     5/21(金)~6/17(木)(総合討論は6/4(金)から)
質問受付期間   5/21(金)~5/27(金)
(質問は認定プログラムのみ総合討論にて回答予定)

【セミナー内容】
1. 血液製剤の取り扱いと保存(認定プログラム)
講師:日本獣医生命科学大学 吉田先生

2. 輸血の適応疾患と限界(認定プログラム)
講師:東京農工大学 呰上先生

 

3. 献血に関する院内システム(認定プログラム)
講師:苅谷動物病院 長島先生

 

4. 献血ドナーの募集って大変。そんな課題を考えるためのワークショップ

モデレーター:ファミリー動物病院 杉山先生
パネリスト:苅谷動物病院 石田看護師、Pet Clinicアニホス 鈴木先生、渡辺動物病院 石原先生

 

5. 総合討論 〜認定プログラムにおける質疑応答〜 
モデレーター:株式会社wizoo ALL動物病院 行徳 荻野先生
コメンテーター:吉田先生、呰上先生、長島先生

 

6. 輸血の前に見直そう!貧血の理解を深めるための90分
講師:赤坂動物病院 石田先生

7. 臨床輸血のアップデート。最新知見をご紹介します
講師:相模原どうぶつ医療センター 瀬川先生

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犬→猫への異種間輸血

異種間輸血は通常の場面において選択肢となり得るものではありませんが、犬から猫への異種間輸血は、数十年前から現在に至るまで報告が散見されています。それらの報告における異種間輸血の適応とは、たとえば猫の血液に対して輸血反応を生じたことがある症例、緊急時、血液型が適合した血液製剤...

貯血式による自己血輸血

昨年末、こちらの記事で、回収式による自己血輸血に関する文献の紹介をさせて頂きました。回収式自己血輸血は、回収時に混入した細菌、肺塞栓の原因となり得る脂肪球、あるいは腎機能障害を引き起こす遊離ヘモグロビンなどのデメリットが懸念される為、適応には慎重な判断が求められます。また、...

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